
大阪・東心斎橋、ビルの4階にある和食の店「一三屋」のサイトをつくった。これまで公式サイトはなく、情報は食べログや一休など、10近くの掲載サイトに散らばっていた。日替わりの品書きは写さず、店の手書きの品書きそのものを画面の形に。料理の種類と季節だけを書いた一枚を掛け、値段を書く場所に予約を置いて、コースと予約は食べログへつなぐ構成に。日英2言語。
課題
公式サイトがなく、店の情報は食べログ・一休・ぐるなび・Rettyなどに散らばっていた。ぐるなびとRettyの営業時間は古いまま、Googleのビジネスプロフィールは未登録でウェブサイトもない。使える写真は店が掲載サイトに載せたものだけで、いちばん大きいものでも幅1728px。そして品書きは毎日変わる。
解決策
夜の店を、入口から順に歩く。最初の画面は暗く、写真の中の行灯に灯が入って入口が浮かび、暖簾の筆文字「一三屋」がその光の中で一画ずつ書かれる。スクロールすると店の廊下の写真が近づき、白い暖簾の光の中へ焦点が外れ、そのまま品書きの一枚へ。写真はどれも拡大せず、画面いっぱいに使うときはピントを外した店内として置く。黒い筆文字、朱の渦と波線、品目の前の「、」、値段の位置の予約。締めは店の赤い暖簾。
デザインのポイント
- 地は夜の栗色(#1b130f)。その奥に、各場面の店内写真をピントの外れたまま敷き、場面が変わると部屋も静かに変わる
- 見出しは筆文字(Yuji Syuku)、本文は明朝(Zen Old Mincho)、英語はAlegreya。紙は壁に掛けた物としてだけ使い、朱は紙の上にだけ置く
- 予約は品書きの値段の位置に。食べログは朱の筆文字に丸、ほかは墨で
- スクロールは奪わない。動くのは入口の灯りと筆、廊下を抜ける一歩、4階へ上がるエレベーター、朱の筆だけ
Screens
ほかの画面



Palette
色
- #1b130f
- #f2eadb
- #be2d1d
Type
書体
- Yuji Syuku
- Zen Old Mincho / Alegreya